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手軽にできる台本の製本サービスを活用しよう

2019/03/08

 手軽にできる台本の製本サービスを活用しよう

今後の思い出になるかもしれない台本

劇団に所属している、声優の養成所に通っている人は舞台や練習の時に台本を使うこともあるでしょう。自分のセリフや場面ごとの情景などが書かれていて、演じるにあたって欠かせないツールです。舞台などの公演中は実用的なアイテムですが、いったんその役目が終わると貴重な思い出の品物になるかもしれません。例えば後に見返してみて「この時は大変だったな」「このセリフを演じるので苦戦したな」と思い出に浸ることもあるでしょう。 また、例えば劇団で最初に使った台本などは、当人にとってはプライスレスなものとなるはずです。もしその劇団がその後日本全国で講演することになるメジャーな集団になった、その劇団に所属していた俳優・女優がその後ブレイクしてテレビや映画で活躍するようになれば、その台本は価値あるものになるかもしれません。そのような事情も背景にあって、舞台などが終わっても台本はそのまま保管しているという人は多いでしょう。 もしその台本をきちんと製本していないと、時間が経過するとぼろぼろの状態になってしまう可能性があります。紙がバラバラになってしまい、一部どこかに紛失してしまってせっかくの大事な思い出の品が台無しになってしまう恐れも出てきます。もし一生の宝物として、ずっと取っておきたいと思っているのであれば、製本も手抜きをすることなくしっかり行っておきたいところです。

自分たちで製本するのがおすすめできない理由

台本を製作するにあたって、自分たちで全部行ってしまおうと思っているケースもあるでしょう。マイナーな舞台や養成所のレッスンの場合、「そこまで本格的な本にする必要はないだろう」ということで、手書きのものであったり、綴じ方もシンプルだったりします。綴じ方も素人が行うのであれば、ホチキスを使っている、もっと簡単なものだとクリップだけで留めてあるようなケースも見られるでしょう。しかしこのような素人の綴じ方の場合、実際に使ってみるといろいろと不便な面も出てきます。ホチキスやクリップを使って留めている場合、折り目の部分が重なってしまいやすいです。このため、隅の部分に文字を入れてしまうと何が書かれているのか認識しにくくなります。また特にクリップの場合、台本のボリュームがあるとしっかりグリップしてくれない恐れもあります。その結果クリップが外れてしまって中身がバラバラになる恐れがあります。その中の一部が紛失してしまったり、紛失しなくてもページなどがバラバラになってしまう可能性があるので、そうなると順番通りに綴じなおすのにも時間がかかってしまいます。 またホチキスやクリップ留めをした場合、長く使い続けていくとぼろぼろになりがちです。長丁場の舞台やレッスンの場合、数か月ずっと同じ台本を使い続けるという人もいるでしょう。ボロボロになってしまうと見た目もよくないですし、中に書かれている内容が見づらくなるなどのデメリットも考えられます。長く安心して台本を使い続けたければ、きちんと業者にお願いして製本をした方がいいわけです。

いくつかのスタイルで本格的な製本をしよう

台本の製本を業者にお願いする場合には、どのような形でまとめるかを検討しましょう。製本の方法にはいくつかのスタイルがあります。その中でも代表的な手法について2つ紹介します。まずは無線綴じと呼ばれる方法です。この方法は製本の中でも比較的シンプルでポピュラーなスタイルです。背の部分を高温にした合成のりを使って綴じる方法です。もし表紙もつけるのであれば、合成のりで綴じた本体をくるむような形でまとめます。糸や針金などを一切使用しません。この無線綴じの場合、汎用性の高いのも魅力的です。サイズについてもA4からA6まで対応できますし、ボリュームも数ページ程度のものから数百ページに及ぶ対策まで幅広くまとめられます。無線綴じの中には見返しなどの加工をする手法もあります。見返しをすると強度がさらにアップしますから、物持ちもよくなります。 もう一つの方法として中綴じで製本する方法も考えられます。中綴じの場合、数十ページ程度のボリュームまでなら対応できます。台本であれば十分対処できるでしょう。中綴じとはあまり聞きなれない名称かもしれませんが、週刊誌などでしばしば使われている手法です。表紙と中ページを開いた状態で綴じる方法です。背になる部分に針金を持ってきて綴じるスタイルです。週刊誌や台本のほかにも、取扱説明書やカタログ、パンフレットなど幅広い用途で使用されています。中綴じをする場合には、4ページ単位で増やす形になりますから注意しましょう。また本格的な台本を作る方は、厚紙などしっかりしたもので製本したいと思っている人もいるでしょう。その場合にはスジ加工が必要になりますから、この部分も注意が必要です。自分たちの用途にマッチする方法はないか、時には業者のスタッフと相談して決めるといいでしょう。

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