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【放課後印刷教室4】いまさら人に聞けない紙のこと。書籍用紙って何?

2018/02/15

 【放課後印刷教室4】いまさら人に聞けない紙のこと。書籍用紙って何?
書籍用紙というのは読んで字のごとく。書籍の本文を印刷するための紙です。 代表的なところでいうと日本製紙の「オペラ」や北越紀州の「淡クリームキンマリ」、王子製紙の「OKミルクリーム」などを挙げることができます。 また大手出版社などでは自社の特注品、その会社だけのプライベート・ブランドをもっていたりもします。つまり「書籍用紙」という名前の紙は存在せず、同じ特徴を持った紙の通称というわけです。 「書籍用紙」と呼ばれる紙の一番の特徴はその色にあります。メーカーによって違いはありますが、どの「書籍用紙」も上質紙などと比べると黄味がかった色をしています。現在、スマートフォンやPCの画面を長時間見ることによる目の疲労が問題になっていますが、書籍用紙も、白い光を抑え長時間の読書に耐えうるようこのような色をしているわけです。 575969_339742256110840_1643163615_n また、大量のオフセット印刷向けに開発されたものがほとんどですので、インクの乗りを良くしたり、不透明度を出すために薬品が含有されており、そのため紙の腰が柔らかいものが多いのですが、当社が台本で採用している「淡クリームキンマリ」は、腰にやや張りがあるのが特徴です。当社ではアニメなどのアフレコ用の台本に使用される北越紀州の「特銀孔販」(オンライン注文未対応)も在庫しています。こちらはいわゆる嵩高紙と呼ばれる重さの割にボリュームがある紙の一種ですが、こちらも広義の「書籍用紙」と言えます。

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