ミュージカルの台本を手に入れる方法
ミュージカルの台本は劇団の他にも中高校生の部活や大学生のサークル、小学生の発表会などで使用されることがあります。ミュージカルの台本が欲しいけれど、どうやって入手したらいいのか悩むことがあるでしょう。自分で作ってみたいけれど、作り方がイマイチわからないと思っている人も多いのではないでしょうか。
台本の入手方法は、すでにできた作品を購入するか、自分たちで作成するか、2種類あります。日本語や英語のミュージカルの台本は大手通販サイトやネットオークションで販売されていますが値段は出品者によりかわることが多いです。
大手通販サイトは新品と中古があります。ミュージカルの台本は通販サイトやオークションにあるけれど、在庫数が少ないのが現状です。なかにはオリジナル作品を無料公開している脚本家もいるので、ダウンロードして使用するのも一つの方法となります。
自分たちでミュージカルの台本を作るのもよいでしょう。オリジナルの場合、物語のテーマを決め内容を執筆し推敲します。1枚1枚印刷した用紙を綴じて冊子にしてもよいです。ただ素人が作る場合は、演者とスタッフ全員の台本を作ることになるため、時間と手間がかかります。
冊子を作る作業は紙をキレイに折りたたみ、ページ番号を間違わないよう揃えて綴じるといった細かな作業となります。一から作った達成感はありますが、一つひとつの仕上がり具合が異なってしまうといったデメリットもあります。手間をかけずに台本をキレイに仕上げたい人は、専門の業者に頼む方法もあります。
ミュージカルの台本の書き方
ミュージカルの書き方には、4つの手順があります。はじめにすることは着想で、物語にどんな内容を書くか視聴者に伝えたいテーマを決めます。最初のテーマが曖昧だと最後までストーリーをまとめにくくなります。物語のテーマやアイデアはすぐ見つかるものではないので、日ごろ周りに気を配って生活するとよいです。
自分が生活している中で心に響いたことや人から聞いた話、面白いと思うしぐさなどをチェックしておきしましょう。ミュージカルの材料やヒントに生かすのを忘れないために、日常生活で起こった内容をメモしておくと役に立ちます。なかには実体験ではなく、テレビやラジオを視聴して材料を集める脚本家もいます。
着想の次はプロットを考えます。プロットとは簡単にストーリーの内容をまとめたものです。プロットはあらすじや構成と混同されがちですが、脚本家によってプロットの定義が異なる場合もあります。あらすじは物語の内容を観る人へ伝えるもので、思わず観たいと思う内容を書くのがポイントです。構成は脚本家が自分向けに書くメモにもなるので、視聴者には伝えない情報も書かれています。プロットで主人公が歩いてきたと書いてあっても、構想ではなぜ主人公が歩いているのか視聴者がまだ知らない理由や背景などをメモしているというケースもあります。
テーマや書きたい内容が決まったら、物語を描き上げます。登場人物の動作やセリフ、場面の変化などを書いていきます。ミュージカルの台本を上手く書きたい人は、数をこなすことで、次第に書き方のコツを掴めるようになります。台本ができたら見直しして、文章の推敲も忘れず行いましょう。
小学校の劇やミュージカルの台本を探す方法
小学校の演劇発表会で使用する台本は、ネットのお悩み相談サイトでも多く質問が寄せられ、親御さんや先生たちが入手方法や作成方法に頭を悩ませているのがわかります。子どもたちのために、小学校の発表会にふさわしいおすすめの作品や、少人数でもできるものを探す人は多いです。
子ども向けの劇やミュージカルに関しては、図書館のレンタルや、大型書店で販売されているケースもあります。ただどこでも入手できるわけではないため、見つけるのに苦労する人もいます。インターネットで検索すれば、小学生向けのものは見つけられます。無料で小学生用に公開しているプロの脚本家の人もいるので、活用してみるとよいでしょう。
小学生の場合学年ごとにわけられている場合があるので、一つの目安として使用してください。対象学年通りでなくても使用することはできます。小学校では絵本や子ども向け小説を元に作られるイメージがありますが、対象年齢にあわせてオリジナルのストーリーで作っている脚本家もいます。小学生向けのミュージカルは、学校のイベントで発表するほか、授業で取り入れられることもあります。
小学生向けのストーリーは、海賊やお姫様が登場する夢や希望に溢れるファンタジーもの、事件や謎ときが楽しい推理系など思わず子どもが見入ってしまうものが多いです。有名なミュージカルや童話、昔話の作品をアレンジした内容を使用するケースもあります。何の内容を披露するかは皆で決めるとよいでしょう。
台本があってこそ劇やミュージカルは完成します。一つの目標に対し皆で一生懸命作ると達成感が得られ、かけがえのない思い出となること間違いありません。